湊稲荷神社の願懸け高麗犬。

2009年4月30日(木)
湊稲荷神社(新潟下町の神社)にお参りに行きました。(下町リュウト実家すぐそば)
この神社は何と言っても『願懸け高麗犬』が有名です。なんとここの『願懸け高麗犬』は、くるくる回すことができるのです!一見の価値あり!
リュウトの小さい頃は、ここのお祭りで『ぽっぽ焼き』(温泉まんじゅうの皮の部分だけを棒状にした感じの食べ物)を食べるのが楽しみでした。(東京には、ぽっぽ焼きが無いのです)


【願懸け高麗犬について(豆知識)】
昔、新潟港に入る船の船乗りは花柳街に遊び、その夜、遊女に送られて船に帰るのが風俗でした。遊女たちは、毎夜船乗りが遊びに来てくれることを願い、なによりも港に入っている船が出帆し、船乗りが行ってしまうことを恐れたそうです。船の出帆を押さえ、新潟の港に船止めするためには西風に吹いてもらいたい。遊女たちのこんな願望が『湊稲荷の高麗犬に願を懸ける風俗』をうんだと言われています。遊女たちは、夜中ひそかに油揚げを持って、湊稲荷神社に行き、社頭の高麗犬を回して高麗犬の頭を西に向け、西風が吹いて港口が荒れ、海がしけて船が出帆できず、船乗りが夜ふたたび遊びに来てくれることを祈ったそうです。